私が会計士になったのは、15年以上前のこと。
そして、このブログを書き始めたのは12年ほど前のことです。

当時は、まだ、ビジネスの場で、女性が「ママ」であることを前に出すなんてありえない!というのが常識でした。
また、社会全体がフレキシブルな働き方?何のこと?という感じだったと思います。

そんな中、私はこのブログで、呑気なワーママ生活を全世界にさらしていました。
(当時は顔も名前も出していませんでしたが)
10年ほど前のことになるのでしょうか。
今は、顔も名前も出したので、引っ込めてしまった記事もたくさんあるのですが、かなり赤裸々に自分のことや子供のことを書いていたと思います。

そんな私のブログを読んでくれていたのは、当時受験生だった、私より10歳くらい若い女性会計士のたまごたちだったのだと思います。

彼女たちの中には、

「試験を頑張れば、いずれは、こんな(のんきな)生活も選べる!」

と感じた人も多かったようなのです。

…思えば、日経ウーマンに特集されるようなすごい人ではない、いわゆる「普通の人」(=私)の言葉や生活・考え方が、ネットを介して見られるようになったのは、この時期からだったのかもしれませんね。


当時のブログ読者の女性たちは、今、まさに30歳くらいになり、キャリアの分岐点に立っています。
そして、気の毒なほど生真面目に、仕事やプライベートについて悩んでいます。

そんな女性会計士の皆さんに、言いたいです。

「何とでもなるから、周りをもっと見て!」

と。


そもそも、会計士試験というのは、ものすごい勉強量が必要なのに不合格となる人の方が多い、非常に過酷な国家試験です。

そんな試験を受けると決めたのは、そもそも、あなたがリスクテイカーだということに他ならないのです。

会計士(受験生)なら誰でも、親しい友人や親戚に、一度や二度は言われているのではありませんか?

「そんな難しい試験、受かりっこないよ」

「だめだったらどうするの?仕事、あるの?」

他人が何と言おうと、気にすることはないです。
自分がやると決めて、やれば良いだけです。


AKB48の高橋みなみさんではないですが、私は、

「努力は必ず報われる」

と信じています。

周りの学生がまだ遊んでいる時から、難しい試験に向けて勉強し、努力した人には幸せになってほしい。
必ず幸せになれると、信じています。 

幸せは、収入や社会的地位では決まりません。
自分らしく働き、自分らしく生きることが大事です。
そこを見失わないでほしいのです。
会計士資格は、ちゃんと、そのための武器になります。
そして会計士試験にトライした人には、リスクを取って自分の幸せに向き合う勇気が、本来はあるはずです。



悩める若手の皆さんのために、私がお手伝いできることは何か。
気が向いた時に、時間がある時に…ではなく、継続してサポートするにはどうしたら良いのか。

それを考え尽くすと、やはり、ビジネスとしてきちんと成立させる必要があることが分かりました。
これが、固定費を抱えても元赤坂オフィスをオープンさせる大きな動機のひとつです。

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元赤坂オフィスの窓からは、外堀沿いの桜が遠くに見えます。今日は残念ながら、1日雨模様ですね。

続く